令和4年4月22日、南砺市議会の第2回会議が開催され、2つの補正予算案が全会一致で可決された。
議案第53号の令和4年度南砺市一般会計補正予算(第1号)では、904万9,000円の有機農業産地づくり推進事業費が計上され、中山間地域の持続的な経営が強調されている。この事業は、地域農業の振興を目的としており、特に耕作不利地での取り組みを支援するものである。
市民経済常任委員会の竹田秀人議員は、この事業が地域づくりやネットワークづくりを促進する重要な取り組みであり、南砺市の特色ある農業として進められると述べた。さらに、5か年実施計画書の策定についての説明もあり、今後の進行が期待される。
次に議案第54号では、南砺市介護事業特別会計補正予算(第1号)が提案され、サポート体制の強化や施設修繕費が組み込まれている。民生文教常任委員会の石川弘議員は、この補正が地域住民の健康増進に資するとの見地から、同意を得られたことを報告した。
田中幹夫市長は本日の会議で、補正予算案が全会一致で可決されたことに感謝の意を示した。その上で、スピード感を持って事業を進行し、地域活性化を図るとの意気込みを強調した。
今回の議会では、コロナ対策に努めながらも、地域のお祭りなどの開催が期待されており、地域振興に向けた考え方が共有された。南砺市は、今後も地域の特色を活かした農業や福祉関連事業に注力する方針だ。