令和5年5月11日に開催された南砺市の会議では、4つの議案が提案された。特に重点が置かれたのは、令和5年度南砺市一般会計補正予算である。
田中幹夫市長は、最近の情勢に触れ、農業の状況と市内の春祭りの開催について説明した。特に、福野夜高祭と井波地域のよいやさ祭りの通常開催を称賛し、地域活性化への期待を表明した。
一方で、5月5日に発生した地震に関しては、南砺市でも震度3を観測したものの、人的・物的被害は報告されていないと報告した。市長は、被災地へのお見舞いの意を述べ、市民に対しても新型コロナウイルスの感染予防活動を続ける重要性を強調した。
この会議では、議案第39号として補正予算が提案され、コロナ対策や生活支援、教育環境の整備に関する取り組みが示された。具体的には、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、電力・ガス・食料品価格高騰への支援が含まれている。特に住民税非課税世帯に対し、3万円の給付が行われる旨が説明された。
また、議案第40号では南砺市城端織物会館の条例廃止が提案され、議案第41号と第42号では財産の取得や減額貸付に関する議案が提出された。市長は、これらの提案が地域のニーズに基づいたものであり、適切な審議をお願いすると述べた。
市議会は本日から11日の間、さらなる審議を行い、次回の本会議は5月15日に再開される予定となっている。今回の会議を通じて、新型コロナウイルスへの対応策と、地域経済の活性化に向けた取り組みが重要なテーマとして浮かび上がることとなった。