令和4年3月23日に南砺市議会が開かれ、主要案件が可決された。注目された議案は、南砺市の体育施設及び都市公園の指定管理者の指定や、令和4年度一般会計予算である。
まず、南砺市体育施設と城南中央公園の指定管理者について議論が行われた。委員会報告を行った竹田秀人市民経済常任委員長は、前回12月の会議での継続審査の理由として、事故や事件への対応が未協議であった旨を指摘した。その後、市とスポーツクラブ間での共通認識や協議の進捗が報告された。この結果、全会一致で可決が決定された。
次に、令和4年度南砺市一般会計予算が説明された。赤池伸彦決算予算特別委員長は、予算成立を報告し、予算案が賛成多数で可決されることを明言した。さらに、予算の具体的な中身についても質問がなされ、各予算項目が慎重に審査される様子が見受けられた。
特に市民生活に深く影響する商工費について、市民経済常任委員会は中小店舗への支援策として非接触型決済ポイント付与キャンペーンについて質疑した。この事業は、コロナ禍の影響で苦しむ商店への集客促進を目的としており、担当議員からは期待が寄せられている。ただし、執行率56%という現状が懸念された。
また、看護学生に関する新たな条例が提案され、修学資金の貸与対象を広げることで、地域医療の人材確保に寄与する旨の説明があった。この改善が地域医療にどのように貢献するかが期待されている。
最後に、議員提出の意見書、廃棄物処分場に関する意見書が全会で可決された。これは、環境保護の視点からも重要な意義を持つ。
以上、会議は無事に終了し、次回の開催は3月24日から休会となる。議会内外での意見の反映やコミュニケーションが今後の課題となるだろう。