令和3年南砺市議会定例会9月会議が、8月31日に開会した。
期間は本日から9月16日までの17日間であり、幅広い議題が次々に取り上げられた。
特に注目されたのは、令和3年度南砺市一般会計補正予算(第5号)をはじめとする各会計補正予算に関する議案だ。
田中幹夫市長は、一般会計の補正予算の中で新型コロナウイルス感染症対策として700万7,000円を計上し、テレワーク推進を支援すると述べた。
また、特別会計の補正予算では、加えて他の特別会計についても具体的な予算が計上されており、多岐にわたる支援策が用意されている。
更に、議案第75号では、南砺市過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例を制定することが提案されている。
これにより、過疎地域の支援が強化され、地域の活性化に寄与することが期待されている。
また、デジタル社会の形成を図るため、新たな条例の整理を目指す議案第76号も注目されており、行政のデジタル化が加速するとともに、市民サービスの向上が期待される。
今会議では、昨年度の決算認定についても多くの議案が取りまとめられている。
認定第1号から第11号にかけて、各会計の決算が審議され、監査委員の意見を踏まえた上で適切な認定が求められることとなっている。
市民の意見を反映しつつ、適切な予算編成と決算認定についての議論が進められることが期待されている。
田中市長は、コロナ禍を受けた新たな政策支援を強調し、特にワクチン接種に関する状況も併せて報告した。
市内の65歳以上の高齢者へのワクチン接種は進捗している一方で、若年層の接種も進め進行中であり、市民の理解と協力を呼びかけた。
今後の議会運営については、議案調査のため休会が決議され、次回の本会議は9月6日に予定されている。