令和元年9月2日、南砺市議会の定例会が開かれ、議会の行動計画が示された。特に、補正予算案の審議が行われ、市長の挨拶の中で市政の重要なポイントが注目される。
田中幹夫市長は、今夏の国際イベントについて報告した。木彫りキャンプやシアター・オリンピックスの成功が地域活性化に寄与したとのこと。また、消費税の増税についても言及し、様々な対策を検討しているようである。特に、教育や子育て支援に利用されるとの期待が寄せられた。
議会では、令和元年度の補正予算には多数の事業が含まれ、合計で約71億円である。この中には、新たな事業として、SDGsモデル事業に取り組むための予算も含まれており、地域の持続可能性を意識した施策が進められようとしている。
具体的には、行政改革推進費や幼児教育・保育の無償化に関わる費用、農業者支援のための予算、プレミアム商品券事業など、多岐にわたる対応策が議題となった。市長はこれらが市民生活にプラスになると強調し、議員の理解と協力を求めた。
さらに、議案の中には、成年後見人に関する法律の整備や消費税率改定に関わる条例の整理案が含まれ、重要な法的枠組みの見直しも浮上した。また、決算統合に関する特別委員会が設置され、過去の決算に基づく審議が行われることも決まった。
この会議は19日間の予定で進行される。議長の向川静孝議員が進行を担当し、今後の社会保障施策や地域経済の持続可能な発展に向けた議論が期待されている。今後の具体的な進捗にも注目が集まっている。