令和3年度南砺市議会では、一般会計補正予算や各種条例の改正が話し合われた。
議案第54号、令和3年度南砺市一般会計補正予算に関しては、全会一致で可決された。
この予算には、コロナ禍での商工業支援や、ひとり親世帯への医療費助成が含まれ、多くの市民が恩恵を受ける見込みである。
特に、商工費に関連する「あなたのお店応援事業」は、消費喚起を目指し5,000円のチケット販売を通じて7500万円の販売を見込んでいる。具体的には500円券10枚に1,000円の商品券を付与し、大変利用しやすい形へと改善しているとのことだ。
市民経済常任委員会の竹田秀人議員は、商業支援の重要性を強調し、「この事業が市内の商業活性化につながることを期待している」と述べた。
また、議案第57号の南砺市手数料条例の改正についても賛同を受けた。マイナンバーカードの普及を目的とし、証明書交付にかかる手数料を150円引き下げ、市民センター窓口の混雑緩和を図る意義がある。
竹田議員は、「手数料引き下げを通じて市民の利便性を高め、マイナンバーカードの普及にも寄与したい」と語った。
推薦を受けた市長の田中幹夫氏は、会議の中でコロナワクチンの接種進捗を報告。
「65歳以上の高齢者に対するワクチン接種が進んでおり、潜在的な医療負担軽減策として重要視しています」と意義を説明した。
最後に、民生文教常任委員会の石川弘議員は、議案第58号のひとり親家庭等医療費助成において、支援を必要とする家庭への情報提供に力を入れる方針を示した。