令和3年第2回岩美町議会臨時会が5月28日に開催され、重要な議案が審議された。
今回の臨時会では、町長の西垣英彦氏が提出した様々な議案が中心に議論され、特に財政に関連する議案が多く含まれている。
日程第3では、「議案第48号 令和2年度岩美町一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認」が提案され、歳入や歳出に626万7000円の補正が行われる見込みである。
町長は「新生児特別定額給付金事業費が67名分に増額する見込み」などと説明した。
さらに、議案第49号の「岩美町税条例等の一部改正についての専決処分の承認」も重要な内容で、税制の改定が行われ、納税者への負担を軽減する取り組みが進むことが期待されている。税務課長の鈴木浩次氏は「地方税法等の改正に基づいた対応をする」と強調した。
また、日程第6の「議案第51号 国民健康保険税条例の一部改正について」では、医療給付費の変動に応じた税率の見直しが議論された。税率の改定により、医療給付費分は前年度比で減額される見通しである。
その他にも、議案第50号の補正予算や、国民健康保険税の改正が話し合われ、町民へのサービス改善につながるような財政措置が求められている。
最後に、臨時会の冒頭で議長の足立義明氏が辞職願を提出し、議長選挙へと移行する展開となった。新しい議長には再任となる足立氏が選出される見込みであり、今後の議会運営が注目される。