令和3年第4回岩美町議会臨時会が開催された。
本会議では、特別職の職員の給与に関する条例改正や一般会計補正予算が議題に上がった。
特に、特別職の職員の給与減額に関しては、岩美病院職員の不祥事に起因するもので、町民の信頼回復を目指す取り組みに繋がるとされた。町長の西垣英彦氏は、「町民の信頼を損ねた責任を明確にするため」と説明した。
この条例改正では、町長及び病院事業管理者の月額給料が10%減額されることが決定され、施行日は令和3年8月1日からとなる。議案第62号については、質疑が無く、原案通り可決が確認された。
次に、議案第63号の令和3年度岩美町一般会計補正予算(第4号)が提案され、歳入歳出それぞれ360万8,000円の追加措置が盛り込まれた。企画財政課長の大西正彦氏は、具体的な補正内容を述べ、特に子育て世帯への支援が強調された。以前より想定していたよりも支給対象が46名増加する見込みに基づくもので、町道の維持管理費も含まれる。
こちらについても質疑は無く、原案通り可決された。報告事項として、先に可決された地方財政の充実・強化を求める意見書が関係機関に送付されたことも伝えられた。
この日は、出席議員12名全員の賛同のもと議会は進行し、全ての案件が審議終了となった。臨時会は時間通りに閉会した。