令和2年9月15日、岩美町議会にて第5回定例会が開会された。議会では会議録署名議員の指名や会期の決定が行われ、議長の足立 義明君が議事を進行した。まず、会議録署名議員として宮本 純一議員と川口 耕司議員が指名され、会期は本日から9月29日までの15日間に決定した。
続く一般質問では、町内環境や新型コロナウイルスの影響とその対策に関する議论が交わされた。吉田 保雄議員は、PCR検査による町民への対応と準備状況を質問し、町長の西垣 英彦君は、医療機関での検査体制について説明。特に新型コロナウイルス感染への対策として、保健所の判断に基づきPCR検査が行われることを指摘した。また、今後は岩美病院において抗原検査機器が導入される予定であることにも言及した。
吉田議員は、さらに町内の感染症相談件数や感染防止の協力に関する条例の対応について尋ね、健康長寿課長の居組 栄治君から、県内での相談件数が報告され、町内での相談件数は5件であったことが確認された。
また、観光振興や感染症対策における市町間の連携についての提案があり、山陰海岸の美しさを活用した観光業の成立を図る必要性が強調された。
議会はその後、岩井快速便の運行に関する議論へと移行。川口 耕司議員は、岩井快速便の補助内容や運行体制の確認を行い、町の協力についての考え方が述べられた。特に、公共交通の重要性は観光業や地域発展に欠かせない要素である。
さらに、取り組みとしての高齢化や独身者の増加に伴う婚活イベントや新規就農者の支援策などが提案され、町のやるべき施策についての意見が交わされた。町の住環境や志向をPRすることが、新しい住民獲得の手段としての必要性も強調された。
今後、観光地としての魅力の向上や公衆衛生対策など、多面的な施策が求められる中、町の政策が住民の生活をどのように豊かにしていくのか、その支援体制が注目されている。