令和3年第1回岩美町議会定例会が、令和3年3月8日に開会された。出席した議員は12名であり、定足数に達したため会議は成立した。
まず初めに、町長の西垣英彦氏が施政方針を述べ、新型コロナウイルスワクチンの接種体制について言及した。町内医療機関との連携を強化し、接種場所のスムーズな運営を目指す考えを示した。
さらに、令和2年度の補正予算案が複数提案された。特に、一般会計補正予算では新型コロナウイルスワクチン接種に伴う経費が大きなテーマとなり、これは町民の健康を守るために迅速に対応することが求められているとされた。提案された補正予算の中でも一般会計の増額は、注目されている。
また、各議案に関しては順次審議が行われ、議員はそれぞれの案件に対する意見を述べた。特に議案第1号の令和2年度一般会計補正予算の専決処分承認においては、接種に関する具体的な数値や内容について質疑が行われ、詳細な情報提供が求められた。
いくつかの議案は問題なく承認され、特に観光関連施設や社会体育施設の指定管理者変更に関する議案については、地元自治会などとの連携を強化し、より良い施設運営を図る目的での提案が多かった。
議会の最後には、町職員の不祥事に関する調査特別委員会からの報告も行われ、職員の行動規範や業務の透明性を高めて信頼回復に努めていく必要性が再確認される場となった。このような取り組みが、町民の信頼を得るための基盤となるとの意見が多く出された。
今後も、岩美町議会は地域のニーズに応じた施策を進め、町民皆様の声に耳を傾ける姿勢を貫いていく意向を示した。