令和３年３月、那賀町において定例会議が開催され、さまざまな議案について審議が行われた。
議案第９号、「那賀町臨時的任用教員の採用及び給与に関する条例の制定について」では、町長の坂口博文氏が、県内の新型コロナ感染者数が増加していることを受けて、教育次長の福多士郎氏が説明した。
福多氏は、学校職員の待遇改善や教員不足対策のための条例制定の必要性を強調した。議員の質疑に対し、福多氏は「待遇や処遇の差を是正する必要がある」と答えた。
次に、議案第１０号、「那賀町行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定について」が審議された。町長は、行政のデジタル化を進め、不必要な手続きを簡略化する方針を示した。これにより、オンライン申請の実施が可能になり、住民サービスの向上が期待されている。
続いて、議案第１１号から第１８号についての一括審議が行われ、職員の特殊勤務手当についての条例改正や、国民健康保険及び介護保険に関する条例改正が承認された。特に、感染症対策に伴う医療関連の予算が強調され、医療機関との協力体制が重要視された。
また、議案第２１号から第３８号の補正予算についても、多忙な医療体制の整備や、地域振興に向けた施策が展開されることが議論された。
さらに、図書館や温泉施設などの指定管理者が定められ、民間企業に対しての支援が確認された。これにより、地域の活性化が期待されている。
最後に、幾つかの報告や陳情事項が紹介され、特にコロナ同対策の重要性や、その結果としての需要変化が注目を集めた。議員からは今後も引き続き、地域住民にとって意味のさあった施策に取り組むよう要望が寄せられた。