令和３年９月、市貝町議会の定例会において、様々な重要議案が審議された。最初に、地域包括ケアシステムの構築についての質疑が行われた。
小塙斉議員は、地域包括ケアシステムの重要性を訴え、地域資源の活用について質問した。入野正明町長は、包括ケア病棟の開設が地域の医療にどのように寄与するかを説明。専門職との連携強化を図るとし、「居住地での医療と介護の連携が必要」と強調した。議論の中で、具体的な支援策の進捗が求められた。
次に、日本一サシバが子育てする里山の農業大使事業についても議論された。小塙議員は事業の効果について言及。入野町長はこの事業の目的を、「地域資源を広く発信し、農業振興につなげるために実施されている」と述べ、過去の実績から成果を期待するとした。
さらに、小中学校のバリアフリー化に関する質問も行われた。小塙議員からは、改正バリアフリー法に基づく進捗が問われ、教育長は「学校施設のバリアフリー化を加速させる必要がある」と答えた。施設の改善状況を詳しく説明したが、課題は依然残る。
さらに、令和２年度の各特別会計決算認定に関する議題も提出され、財政運営に関する詳細な報告があり、全議案が総じて承認された。今年度についても新型コロナの影響を受けた経済対策が打たれ、町民に向けた支援事業が継続される見込みとなった。