令和3年2月、御前崎市議会定例会が開かれ、多岐にわたる議案が審議された。
主要な議案として、御前崎市国民健康保険税条例の一部改正や、御前崎市を新たに設置するのための条例などが提案された。
特に、財産の無償譲渡に関する議案は、地域の施設運営に大きな影響を与えることから注意深く議論された。
河原崎惠士議員は、一般質問において新型コロナウイルス感染症に起因する影響や、東京都への人口流入の鈍化を指摘。
また、池新田高校や新構想高校への支援について具体的な施策を求めるとともに、御前崎港の未来図についても議論を展開した。
栁澤重夫市長は、両高校の支援の必要性を強調し、地域での人材育成に向けた施策を明言した。特に新構想高校については、行政としての支援を前向きに検討する意向を示した。
また、御前崎港の発展に関するビジョンも発表され、開港50周年に向けたイベントや企画についても詳細が触れられた。これは、観光振興や地域振興の観点から重要な施策であるとされる。
さらに、河原議員は、将来に向けた町づくりの観点から、地域包括支援センターや様々な公共施設の利用方法についても質問。市長は、地域の活力を引き出すために、地域住民との連携を大切にしていると語った。