令和6年第1回御前崎市議会臨時会が、4月25日に開会された。
この臨時会では、市長挨拶を皮切りに、議長や副議長の選挙など議会の組織を決める重要な議事が進行された。
市長の下村勝氏は、新緑の季節を迎える中、議員の当選を祝し、期待に応えるべく市政運営に全力を尽くす所存を述べた。下村市長は「議会と執行機関がともに力を合わせることが市政の発展に不可欠」と強調した。
議長選挙では、渥美昌裕議員が当選し、喜びの挨拶を行った。彼は、議会の分断を解消し、市民の期待に応える施策の実施を目指す意向を示した。「議員の皆さんとともにチームを組み、市政発展に向けた取り組みを進める」と語った。
副議長には、植田浩之議員が選任され、今後の議会運営の公正さを保障することを誓った。この日の会合で、13名が参加者として出席しており、全員がスムーズに議事を進行させる姿勢で臨んだ。
新たに設置された特別委員会についても議論が行われ、御前崎市予算決算審査特別委員会、原子力対策特別委員会、中長期計画共創特別委員会、広報特別委員会が設置されることが決定した。特に原子力対策特別委員会は、福島第一原発事故からの教訓を得て、安全性向上と市民理解の深化を図る意図を明確化した。
承認および同意が求められる最近の処分についても報告され、いずれも議会によって承認された。特に、御前崎市税条例や国民健康保険税条例の改正が取り上げられ、県の税制改正に従った内容が確認された。
最後に、臨時会は閉会の宣告をもって終了した。市議会が今後の市政発展に向けて精力的に働きかけることに期待が寄せられる。