令和2年第2回御前崎市議会臨時会が、5月20日に開催された。
議会では、緊急経済対策に関連する議案が審議され、主要な内容が発表された。
栁澤重夫市長は、「新型コロナウイルスの影響で市民生活が厳しい状況にあり、必要な経済支援を行っていく」「条例改正案件などの提案をしている」と述べた。
議案第34号については、国民健康保険の改正案が提案され、傷病手当金を新型コロナ感染者に支給する内容が盛り込まれた。市民生活部長の鈴木雅美氏は、この改正が国からの財政支援を受けるためのものであると説明した。
次に、議案第35号では後期高齢者医療に関する条例も改正され、新型コロナ感染者に対する傷病手当金を支給できるようにすることが説明された。鈴木雅美部長は、提出の受付を行うための改正であると強調した。
また、議案第36号では、御前崎市民プールの設備熱源機器の更新工事が提案され、契約金額は約2億130万円であるとの説明があった。
さらに、令和2年度一般会計予算の補正(第2号)に関する議案第37号も重要な議題として取上げられた。この補正予算案では、特別定額給付金事業として32億510万円が計上され、さらに子育て世帯への応援プレミアム商品券などの発行が語られた。
続いて、議案第38号では国民健康保険特別会計の補正が提案され、650万円の追加が計上された。
議長からは、議案に対する質疑が行われた後、全ての議案が賛成多数で可決された。
最後に、市長は市内経済の動向に注意を払い、新たな支援策を検討していくことを約束した。市民への支援が強化されることが期待される。