令和4年第2回函南町議会臨時会が、2022年5月18日、函南町議会議場で開催された。この臨時会では、職員の給与や公務災害補償に関する重要な改正が討議された。
まず、「函南町職員の給与に関する条例及び函南町会計年度任用職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例」が審議された。この改正は、国家公務員の給与改正に準じて、職員の期末手当を引き下げる内容である。町長の仁科喜世志氏は「国に準じて、期末手当の減額措置を行う」と説明し、採決の結果、原案通り可決される運びとなった。
次に審議されたのは、「函南町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例」で、こちらも必要な改正が行われた。仁科町長は「消防団員の介護補償額等の改正を行う」と述べ、細部説明が行われた後に原案通り可決された。この条例は、消防団員の公務に関連する災害補償を適切に規定することが目的である。
さらに、「令和4年度函南町一般会計補正予算(第2号)」も重要な議題の一つであった。この補正予算では、4,000万円の追加があり、歳入歳出の総額は118億3,600万円に達する。特に、国庫補助金の増加が見込まれており、住民税非課税世帯に対する特別給付が行われる予定である。
また、複数の専決処分が承認されることで、急を要する税条例の改正問題についても迅速に対処することができた。
重要な選挙も行われ、議長には加藤常夫氏が、副議長には田口彰一氏がそれぞれ当選した。新たな議長は「環境・健康・交流都市函南の推進に努める」意向を表明した。さらに、議会運営委員会及び議会だより編集委員会の新たな委員も選任された。