磐田市議会では、令和2年6月18日に定例会が開催され、複数の重要议案が審議された。最も目を引くのは、一般会計補正予算(第4号)であり、合計11億459万円の追加を含む858億円余が計上された。
今回の補正予算は、主に新型コロナウイルス感染症対策に関するもので、事業者や生活者への支援としてプレミアム商品券の発行が含まれている。また、中小事業者への業務支援を目的とした利子補給も計上されており、特に影響を受けている施設への配慮がなされている点が特徴である。特に、障害者福祉施設や高齢者福祉施設に対しては、商品券を配布することでその運営を支援する方針が示された。
市長の渡部修氏は、補正予算の必要性を強調し、「地域経済の活性化を図る」と述べた。また、プレミアム商品券については、過去最大の30%のプレミアムを設定したことが発表された。これにより490万円の発行を目指すという。商品券は、商工会と連携し市内の協力店で使用できる。
また、新型コロナウイルスに対応した診療や入院体制の整備として、地域外来検査センターの設置が進められる。これにより、迅速な患者対応が可能となることが期待されている。さらに、PCR検査については、結果が迅速に得られる体制が整い、医療機関の負担軽減につながるとされる。