令和6年2月定例会（第1回）が3月11日、浜松市議会で開催され、本日は会議録署名議員の指名を行い、続いて一般質問に移った。
まず、18番の久米丈二議員は、本市の農業振興に関する質問を行った。
彼は、本市の農業発展に向けた中野市長の取り組みを評価し、さらに地域の活性化や後継者不足の問題を強調した。中野市長は、農業の持続的支援を図る考えを示し、様々な対策を講じていく意志を示した。特に、農地の集積化やブランド化が重要であることが強調された。
次に、畜産農家の衛生対策についての質問もあった。久米議員は、畜産排泄物から生じる臭気や衛生害虫に対する対策が急務であると指摘した。産業部農林水産担当部長は、行政と農業者が連携し、問題解決に取り組む必要性について言及した。また、畜産環境改善への取り組みの強化のかかわりも述べられた。
議論は浜松湖西豊橋道路の進捗状況へと移り、交通の重要性、特に物流の効率化に寄与することへの期待が表明された。現在進行中の事業の詳細についても言及され、今後のアクションプランが明確化されつつあることが観察された。
一方、浜名湖周遊自転車道の整備についての賞賛も目立ち、本市が自転車利用を推進するための整備が進んでいるとのこと。これにより、自転車でのアクセスが容易になり、交通渋滞の軽減策にもつながるとの期待が寄せられた。議員らは、周遊自転車道の整備による地域活性化の効果を願っている。
次いで、緑化対策の進捗に関しても議論が行われた。市民部長は、本市の緑地保全や植樹活動の取り組みが重要なテーマであることを確認し、市民の協力を仰ぐ必要性を強調した。
最後に、今後の政策の推進に向けた市民参加の重要性が再確認された。市が行う施策は、市民の声を踏まえたものでなければならないとし、地域住民との共同作業が不可欠であるとの意見が多く寄せられた。
以上、令和6年2月定例会において、農業、畜産、交通、環境問題に関する市議会の取り組みが示され、今後の実施計画の具体化が求められる結果となった。