令和2年11月に開催された磐田市議会定例会において、22件の議案が上程され、審議が行われた。
議案第106号の令和2年度磐田市一般会計補正予算は、特に新型コロナウイルス感染症対策として重要な内容であり、65歳以上の高齢者及び基礎疾患を有する方に対するPCR検査実施に関する経費が追加された。この補正は国庫からの支出金を財源とし、総額898億1,945万1,000円となる見込みである。
また、議案第107号から第112号では、駐車場事業や国民健康保険、後期高齢者医療、病院事業などの特別会計に関する補正予算が審議され、それぞれの財源や実施内容に関して質疑が行われた。議案第113号では地方税法に伴う条例整備が必要とされ、今後の実施が期待される。
特に、議案第117号から第120号までの条例改正は、市民生活に影響を与える内容であるため、慎重な審査が求められた。議案第121号では災害津波への対策条例が改正され、その有効性が疑問視される中、実効性のある運営が求められている。
議案第127号から第132号においては、地域の指定管理者によりさまざまな公共サービスが実施されており、これらの指定管理者制度の評価は、今後の運営において重要な要素となると見込まれている。特に、集客の増加を図る提案等に関する審議が行われ、地域経済への波及効果が期待される。さらに、議案第134号の補正予算は、新規検査の導入に向けた基盤を作るものとして議場でも大きな関心を呼び起こした。
今後の議案は執行部における実質的な政策実現に向けた議論が求められている。