令和2年2月20日、磐田市議会が定例会を開会した。
この日は、議案が多数取り上げられ、特に一般会計補正予算に関する議論が注目を集めた。市長の渡部修氏は「令和元年度磐田市一般会計補正予算(第7号)」について説明し、歳入歳出それぞれに6,771万2,000円の追加を盛り込み、総額を671億981万7,000円に引き上げる提案をした。
補正の内容としては、こども医療費助成や小規模保育事業にかかる扶助費の増加が報告された。市長は、これら財源を国県支出金や基金繰入金、前年度繰越金などから賄う考えを示し、早期の予算執行が求められる部分については先議議案として処理する必要性を強調した。
この他にも議案第2号から第5号までの補正予算が一括して提案され、特に第2号では、令和元年度一般会計補正予算(第8号)が取り上げられ、歳入歳出予算からそれぞれ1億6,951万9,000円を減額する内容となる。これにより、総額は669億4,029万8,000円となる。
さらに、国民健康保険事業特別会計補正予算や後期高齢者医療事業特別会計補正予算についても説明があり、それぞれの歳入歳出予算が調整されている。
今回の会議では特に、「合併15周年記念パレード」に関連した議論が白熱した。ディズニーパレードが予定されており、集客が期待される一方で、交通整理や感染症対策等の安全対策が求められる中、関連部長の真壁宏昌氏は、安全確保に基づく緊急体制を整えていく意向を表明した。他の議員からもパレードの意義や経済効果に関する質疑があり、賛否が分かれる状況となった。
議会は、これらの議案を十分に審査し、予算決算委員会へ付託することとなった。