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磐田市、令和6年度予算編成で包括的な安全対策を強化

磐田市が令和6年度予算編成で新規事業を推進し、防災対策や教育環境整備に注力。
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磐田市議会の令和5年11月定例会は、12月に向けた重要な議題を取り上げる中、特に新年度予算編成や防災対策が焦点となっている。

市の副市長、内野昌美氏は予算編成の方針を示し、「市民の安心を土台に幸せと誇りを実感できる持続可能なまちを目指す。来年度の重点戦略は、働く場所や雇用の共創を含む」と強調した。

特に目を引くのは、旧市民文化会館跡地の利用についてである。同局長は「解体工事が完了したが周囲は安全塀で囲まれている。この状態の改善やイベントの実施を検討する必要がある」と述べた。市民からの要望を受け、利用可能なイベントや臨時駐車場としての活用が期待されている。

水災害対策についても不安視されるところで、特に一雲済川流域の治水プロジェクトに関して、地元の協力を得て進めて行く姿勢を示した。副市長の説明によると、「流域治水協議会を設立し、今後は地域住民の声を積極的に反映させていく」とし、具体的な取り組みも指摘された。

また、排水ポンプ車導入の重要性も取り上げられ、「国交省やレンタル協会と協力し、浸水被害を軽減する手段として導入を検討している」と説明された。

カーボンニュートラルに向けた新たな取り組みについても、堀江厚志事務局長が言及し、「市民や事業者への支援を通じて温暖化の防止に貢献していく」と語った。さらに、私立学校の断熱改修とネット・ゼロ・エネルギー・ビルの認証取得に関しても、改修計画が進行中であると述べられた。

教育長の山本敏治氏は、認知症施策にも触れ、「地域の声を拾い上げつつ、認知症の方や家族がより良い支援を受ける体制を整えたい」とし、初期集中支援チームの活動を継続していく方針を示した。

また、音声コードの導入も進め、「視覚障害者の情報取得を容易にするため試験的に導入している。今後は広報や通知書類に音声コードを追加検討したい」と述べ、さらなるアクセシビリティ向上を目指す。

スポーツ振興においては、今後の大河ドラマ「どうする家康」を活用した地域魅力発信に期待を寄せており、さまざまなスポーツイベントと連携し市民の郷土愛を深める取り組みを示唆した。特に、「卓球Tリーグ」の公式戦が磐田市で開催されることに触れ、「地域イベントを通じ、市民がスポーツを享受する機会を増やし、まちの活性化につなげていく」と強調した。

これらの施策が実現することで、磐田市がより魅力的で安全なまちとなることが期待される。

議会開催日
議会名令和5年11月磐田市議会定例会
議事録
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