令和3年6月25日、磐田市議会定例会が開催され、数つの重要議案が審議されました。
まず、議案第65号「令和3年度磐田市一般会計補正予算(第4号)」についての質疑では、根津康広議員の質問が注目を集めました。同氏は、検査費用自己負担分の増額理由やその算出根拠について詳細に質問し、健康福祉部長の鈴木一洋氏は、月あたりの検査数を250件増やし、実施期間を6か月延長すると説明しました。この際、自己負担金額が3,000円である根拠も示され、議会にて納得が得られました。
続いて、議案第66号「磐田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定」では、秋山勝則議員が変異株が対象となるかを質したのに対し、総務部長の飯田剛典氏は、変異株も基本的な特性を引き継いでいるため対象であると述べました。感染症対策の透明性向上の一環として、この発表は重要な意義を持っています。
また、議案第68号では税条例の改正が提案され、軽自動車税との関連にも言及されました。企画部長の袴田浩之氏は、歳入全体に与える影響は少ないとの見方を示しました。この内容は、市民にとっては安心材料となるものであると解されます。
さらに、議案第70号「介護保険条例等の一部を改正する条例」では、根津議員が減免基準や申請状況に関する質疑を行い、鈴木部長は詳細な数値データを示して回答しました。特に介護保険料減免の背景に、新型コロナウイルスの影響があることが強調され、市は今後も支援を続けていく姿勢を明らかにしています。
最後に、災害対応特殊救急自動車の購入に関する質疑が行われ、現行の保有状況と出動実績が報告されました。今回の取得は新たな台数を加えるためのものであると明言されており、地域の医療体制強化が期待されます。
以上の議案が各種質疑を経て上程され、付託される運びとなり、今後の常任委員会での詳細な審査が求められています。次回の会議は令和3年7月5日、午前10時からの予定です。