令和2年11月の磐田市議会定例会が開催され、重要な議案が可決された。特に注目されたのは、令和2年度磐田市一般会計補正予算(第9号)の承認である。
この補正予算は、歳入歳出予算の追加が含まれ、5,513万円を追加し、予算総額は898億7,458万1,000円となった。市長の渡部 修氏は、弁明の中で「新型コロナウイルス感染症の影響が特に大きいひとり親世帯に対し、臨時特別給付金を再支給するための経費の増額」と述べ、全額国庫支出金で賄うことを強調した。
予算の内容は、生活基盤が脅かされている市民に対する支援策として非常に重要であると考えられている。特に、過去に961世帯に支給した実績を基に、前回の支援が功を奏していたことが指摘された。質疑において、「支給状況の把握は行われているか」との質問に対し、こども部長の鈴木 壮一郎氏は、「申請状況は61%であるとしつつ、今後の増加が見込まれる」と回答した。
また、人権擁護委員の候補者推薦に関する議案も承認され、現任の齋藤 佐香枝委員を再任し、新たに原田 さとみ氏を推薦する運びとなった。市長は、両名が地域の実情に詳しく、適任であると再三強調した。
さらに、議会では議員の派遣に関する議案も提出され、これが承認された。議会の業務をスムーズに進行させるため、十分な準備が行われる必要性が強調されている。