磐田市議会の定例会が開催され、令和元年度の補正予算を含む様々な議案が審議された。その中でも特に注目を集めたのは、令和元年度磐田市一般会計補正予算(第6号)の審議であった。
一般会計の補正予算案では、障害児等福祉サービス事業への支出が増額され、特に放課後等デイサービスの利用者増加に伴い、その予算が大幅に拡充された。こども部長の山内秋人氏は、「放課後等デイサービスの充実を図る」とし、具体的には「前年度に比べ387人から32人の増加に対応するための措置である」と述べた。これにより、定員が徐々に増えていく見込みも示された。
次に、交通安全対策の強化も議事に取り上げられた。建設部長の鈴木政弘氏は、「未就学児の移動経路や通学路の安全対策が重要であり、交通事故の未然防止に力を入れる必要がある」と強調した。具体的な措置としては、交通量が多い地点における危険箇所の洗い出しが行われ、結果的に50カ所を対象にした施策が提案された。特に、滋賀県の事故を受けたことからも必要性は高いとされ、数々の具体策が示された。
一方、文化振興センター条例と市民文化会館条例廃止が決定され、これらの施設も老朽化が進んでいることが背景にあるとされている。廃止に際して使用団体には詳細な説明が行われており、個別に配布された通知書を通じて、その理由や今後の対応についてお知らせし、利用者からの理解も得られつつあることが報告された。