令和3年5月17日、磐田市議会臨時会が開催され、議長および副議長の選挙が行われた。
寺田幹根議員が磐田市議会議長に、松野正比呂議員が副議長に選任される。寺田議長は、議長選挙で21票を獲得し、全議員の支持を受けて就任した。
新議長は挨拶の中で、「コロナ禍において市民と連携した議会運営を目指す」と強調した。市の現状を踏まえ、市長や市民との対話を大切にし、多様な意見を取り入れた運営をすることを約束した。
続いて、常任委員会の委員選任が行われ、各委員長と副委員長が互選によって決定された。こうした人事が一通り整った後、議会は新しい体制下での会議を進めることになった。
また、本会議では議案第42号から第44号までが上程され、専決処分の報告がなされた。特に、低所得の子育て世帯に対する特別給付金が重要な議題として注目された。新型コロナウイルスの影響からの支援策として、経済的に厳しい状況にある家庭への配慮が求められている。
市長の発言によると、この施策は国の決定に基づくものであり、必要と思われる支援を積極的に実施する意向が示された。特に、コロナ禍が続く中での対応が強調され、市民生活の安定を図る施策が重要視されている。
付け加えて、議長の辞任報告や今後の計画等、様々な報告が行われ、議会は市民に対し透明性を保ちながら議事進行を行うことを再確認した。
これにより、議会は今後の市政の舵取りに新たな一歩を踏み出すことになる。来たる5月24日の次回本会議では、さらなる詳細な審議が期待されている。