令和元年9月の磐田市議会での質疑応答が行われた。注目の議題には情報公開制度や道路工事、また地域防災に関する事象が揃った。
まず、市長に対する情報公開請求の非公開件数が前年から大幅に増加した要因が議論された。具体的には、工事における実施設計書が非公開にされたことが理由として挙げられた。これは、設計書の公開によって入札に影響が出る可能性があるためである。
教育委員会に提出された情報公開請求においても、非公開件数が前年から増加したことが報告された。実際には、教科書選定に関する文書が非公開とされる理由として公平性の確保が強調された。
次に、道路の側溝工事が取り上げられ、修繕事業の約50%実施率について、618件中310件が実施されたことが示された。新設を希望する声が多く、それに対する今後の対応や施策プランが今後の進捗に影響を与えることが予想されている。
また、新東名磐田スマートインターチェンジ整備事業では、工程調整に苦慮しながらも順調な進捗が伝えられた。さらに、竜洋海岸における発生土が有効活用されていることも報告され、具体的な量はおおむね9割とされている。
続いて、空き家対策事業の進捗状況が説明され、246棟の危険な空き家を是正するための取り組みが進められ、市内定住者の確保につながっている旨が述べられた。特に耐震化や防災に向けた取組みが引き続き強調された。
中学校の給食事業についても、様々な学校での対応が求められる中、アレルギー対応の手引きや柔軟な運用が行われていることが確認された。特に、アレルギーを持つ児童に対してのケアについても実績が確認され、今後も注力していかなければならない点と感じられた。
最終的には、各施策の展開が市民にどのように還元されるかについての精緻な議論が展開され、次回の課題設定に活かされると期待される。