令和4年6月の磐田市議会定例会が9日に開会し、重要な議案の審議が始まった。
この日の議事では、議案第39号として、令和4年度磐田市一般会計補正予算第2号が上程された。
市長の草地博昭氏は、補正の理由を新型コロナウイルスや物価高騰に合わせた支援策の実施と説明した。
具体的には、低所得の子育て世帯への生活支援特別給付金支給を例に挙げ、児童1人当たり5万円の給付を国の支援に加えて市独自に5万円を上乗せし、合わせて10万円を支給すると述べた。
また、議案では学校給食の食材料費も物価高騰の影響を受けており、追加予算の必要性が浮き彫りになった。
一般会計補正予算第3号についても補正が行われ、合計658億3,482万8,000円が新たに盛り込まれ、学校でのデジタル化推進や中小企業支援に関連する項目も含まれていることが強調された。
さらに、静岡県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙が行われ、議場では議員の投票の結果、候補者の大石節雄議員が当選したことが発表された。選挙では出席議員26人が全員投票し、有効投票は26票に上った。
そのほか、議案第40号に関しては、市と県の協力による公共施設の老朽化対策が進められていることに触れ、透明性のある財源運用を求める質問も行われた。