令和元年第538回益田市議会12月定例会が開催され、様々な問題について議論が交わされました。
議題の一つである匹見峡温泉やすらぎの湯について、市長の山本浩章氏は年内の入浴再開を目指していると述べました。この場合、入浴施設だけの再開として直営での業務委託が計画され、地域住民の協力が必要であるとのことです。地域住民が中心となり、日常の施設管理や受付業務を行い、専門的な管理は業者に委託する計画です。地域の住民の理解と協力が鍵となるこの取り組みでは、指定管理者の公募も引き続き行っていくと付け加えました。
次に、林業担い手政策についての議論が行われました。新たな担い手が地域での林業を引き継ぐ動きがあり、特に最近設立された合同会社が、地域の林業の未来を創造しようとしています。市としても新たな事業体の設立を支援し、地域の移住や定住の促進に寄与したい考えです。要点の一つは、今後、森林環境譲与税を活用しながら、支援策を強化していくという点です。これにより、森林管理や新たな担い手の育成を行い、持続可能な林業を目指す意向が示されました。
さらに、地域創生インバウンド協議会への参加等に基づく観光・地域振興を高めつつ、引き続き市と住民、企業が一体となって地域の魅力を高める取り組みが図られる必要性が強調されました。
また、質疑応答の過程で、入浴施設の直営再開についての具体的なスケジュールが案内され、地元住民がそれに関与すべく適切な支援と計画が立てられている様子も伺えました。今後の林業政策や観光戦略においても、これらの取り組みの成功が期待され、各層からの理解と協力が求められています。