令和6年第564回益田市議会定例会が開催され、各議員から多岐にわたる質問がなされた。本会議では、防災や子ども施策、移動手段についての議論が行われ、特に防災においては、永戸明美議員が個別避難計画の重要性を強調した。市長の山本浩章氏は、災害時の支援体制を強化する意向を示し、被災者支援に向けた計画策定についての取り組みを語った。
また、高橋伴典議員は、益田市型中高一貫教育の推進に関して質問し、ライフキャリア教育と施策の関係性を明らかにした。議員は、地域の若者がより良い選択肢を持つための教育の在り方について議論を進め、国際交流の重要性についても触れた。市長は、交流人口の増加を目指し、都市間連携の強化や情報発信に努める考えを述べた。
更には、観光振興に関する質疑もあり、地域DMO設立に向けた進捗状況が報告された。梅津産業経済部長は、地域の観光資源を生かした賑わいづくりと、事故防止を視野に入れたサイクリング環境の整備について詳細を説明した。
最後に、中島守議員が、部活動の地域移行について質問を投げかけ、教員の働き方改革に関連した意義について議会内で活発な討論が行われた。議長は、今後の地域づくりにおいて重要な視点として、教員・生徒ともにより良い環境で活動できる施策の推進を強調した。