令和元年12月5日、第538回益田市議会定例会が開かれ、さまざまな議題が討議された。
主な内容として、佐々木惠二議員による一般質問では、地域包括ケアシステムや健康寿命の延長、学校の2学期制についての施策が問われた。また、山本浩章市長は、市の取り組みを強調し、特に地域包括支援センターの相談実績756件を挙げ、今後の改善策について述べた。
さらに、高橋伴典議員が道路インフラ整備による経済効果や、南北連絡橋の必要性について質疑を展開した。市長も同様な認識を示し、都市計画運営の重要性を述べた。
また、久城恵治議員の質問では、島根県芸術文化センターグラントワの運営と地域文化振興の関わりが検討された。市長は、グラントワの位置付けと今後の集客方針について答弁し、教育部長が国指定史跡の今後の整備策を示した。特に、益田氏城館跡の第1期工事に約2億円を見込んでおり、長期的な投資が必要であることを強調した。
最後に平原祐一議員が、障害者差別解消条例の制定についての考えや、障害者が直面する社会的障壁への理解と解決の必要性を訴えた。市側は、障害者の権利保護に向けた取り組みを評価しつつ、条例施行の重要性を認識していると回答した。