令和6年第565回益田市議会定例会において、様々な議題が取り上げられた。
特に注目されたのは、増加し続けるツキノワグマの出没状況や、地域猫活動の重要性である。
市内では、ツキノワグマの目撃情報が76件に上り、昨年の4件から大幅に増加した。このことは、全国的な傾向とも重なるものであり、捕獲された熊の多くが殺処分された。
市長の回答によれば、捕獲状況は、令和6年度に10頭が捕獲されるなど、危険性が高まっている。この増加の要因として、地元民との接触が増えていることや、餌となる木の実の不作が影響しているとされる。
また、地域猫活動においても、その重要性が再認識されている。
養護施設である「あゆっこ」や新規開設された「らしさ」の増加は歓迎されているが、環境整備の面で不安の声も聞かれる。特に老朽化から支援の必要性が高まっているため、広く独自の助成制度に対する期待も寄せられている。こうした支援が実現されることで、地域全体の動物愛護活動が活性化されることが期待されている。
さらに、相談支援室が構築されており、保健所と連携した施策が進行中であるが、各機関間の連携強化が求められ、市民への周知や情報共有が円滑に進む必要性が高まっている。