令和2年8月27日、益田市議会は第542回臨時会を開催した。議題には新型コロナウイルス対策のための補正予算が含まれている。
この臨時会では、まず議席の指定が行われ、新たに当選した齋藤勝廣議員が2番議席に座ることが決定した。次いで、諸報告として、常任委員会及び特別委員会の委員の選任が報告された。
市長の山本浩章氏は、挨拶の中で、齋藤議員の当選を祝し、市政の発展に向けた市民との対話の重要性を強調した。特に、新型コロナウイルス感染症に対する取り組みの必要性を訴え、恒久的な対策を講じる意義を述べた。
日程は専決処分の報告に進み、報第24号および報第25号として、一般会計補正予算が提案された。山本市長は、特に新型コロナウイルス対策として、子育て世帯への支援や医療機関への援助が含まれることを示した。具体的には、民生費における児童手当の給付費や、商工費における経済活動回復支援も計画されている。
議案には、議第74号から第78号までの予算補正案も含まれ、一般会計や特別会計の補正が提案された。これらの補正予算には、教育現場でのオンライン学習支援や医療体制の維持を目的とした予算が組まれていることも報告された。
また、議論の中では安達美津子議員から、減収の影響を受けるNPO法人等への支援の詳細や具体的な支給条件について質問があった。山本市長や藤井総務部長が回答し、特に減収が確認された団体への支援が行われる方針を説明した。
議案はすべて原案どおり可決され、最後に議長より閉会の言葉が述べられた。益田市議会は今後も市民の幸福や発展のために誠心誠意取り組んでいくことを確認した。