令和元年第535回益田市議会定例会が6月7日に開会した。会期は22日間と決定され、各議案の審議が継続される予定である。
会期の決定に関して議長の弘中英樹氏が「御異議ありませんか」と呼びかけると、「異議なし」との声が返った。これにより、会期は本日から6月28日までと正式に決まった。
議題のひとつ、専決処分の報告については、山本浩章市長から3件の報告が行われた。国民健康保険税賦課徴収条例の改正が主な内容で、基礎賦課額の限度額の引き上げや軽減措置の対象者拡大について説明された。市長は「所要の改正を行った」と強調した。
また、益田市一般会計繰越明許費繰越計算書や農業集落排水事業特別会計の繰越計算書についても市長が報告。「繰越総額は7億2,925万2,000円」とし、特定財源及び一般財源についても詳細な説明があった。
続いて、元号を改める政令施行に伴い条例の整理が計画されていることについて市長が言及。具体的には、元号の表記を改正する方向であると述べた。今後の議論の行方が注目される。
最後に、工事請負契約の締結についても議論された。桂平小学校校舎外改築工事にかかるもので、契約金額は3億7,800万円。市長はこの契約の東京都との議決に付すべき基準を超えるため、議会の承認を求めた。
会議は午前10時35分に散会し、本日の議事は全て終了した。今後の審議に期待が寄せられる。