令和5年1月27日、益田市議会の第557回臨時会が開会した。議会では、令和4年度益田市一般会計補正予算第7号が中心議題として扱われた。
最初に議長の河野利文氏が挨拶し、会議録署名議員として寺戸真二議員と中島賢治議員を指名した。続いて、会議の会期は1日間とすることが決定され、異議がなかったことが確認された。
市長の山本浩章氏は、報第1号として報告した専決処分について説明した。この専決処分は、市営住宅の明渡しを求める訴えに関するもので、1月5日付で和解が成立したことを伝えた。
その後、山本市長は令和4年度益田市一般会計補正予算第7号について提案理由を述べた。この補正は、出産・子育て応援交付金に基づく給付金支給のためのもので、歳出では民生費の関連事業に対する追加が行われることが明らかにされた。予算全体では約3,527万5,000円の追加が計上され、総額は303億6,441万4,000円となるとのことだった。
質疑応答で、福原宗男議員が伴走型支援について質問した。山本ひとみ健康子育て推進監は、妊娠期から出産、育児に至るまでの支援を強化する方針を強調し、既存の支援体制の継続と改善に取り組む意向を示した。また、出産、子育てに関する相談体制を強化することが今後の課題とされていることが確認されている。
さらに、別の議員から歳入の仕組みについて質問が寄せられ、出産・子育て応援給付金の財源の流れについても説明があった。質疑は一通り終結し、議第1号の議案は原案通り可決となった。これにより、益田市は次年度に向けた出産・子育て応援策の一環をしっかりと進める姿勢を示していると見られる。
今回の臨時会は、益田市の子育て支援策が重要なテーマとなり、その進展や改善が期待されていることが強調されている。議会は、出席議員22名および市の執行部が揃い、充実した議論が交わされた。