令和3年第548回益田市議会定例会が6月11日に開会した。
議題は幅広く、会期は6月30日までの20日間と決議された。
議長の中島守氏が開会の挨拶を行った後、各議案に移った。
まず、専決処分の報告が行われ、山本浩章市長が詳細を説明した。
具体的には、益田市本町で発生した公用車の物損事故に絡む和解と、匹見町での市有財産の瑕疵による専決処分について報告した。
これらの処分は、地方自治法に基づいて議会に報告されるものである。
その後、益田市一般会計繰越明許費繰越計算書や水道事業会計の予算繰越計算書についても同様に報告された。
市長は、一般会計の繰越額が19億8,181万8,184円であることを明示した。
さらに、特別会計の補正予算についても触れられ、特に子育て世帯への支援が強調された。
市長は新型コロナウイルスの影響を受け、生活支援特別給付事業に必要な資金を計上していると述べた。
続く議題では、益田市営住宅管理条例の改正が提案された。
この改正はひとり親控除の適用を考慮したものであり、十分な審議が求められている。
質疑応答はなかったが、議長は経済建設委員会への付託を決定した。
最後に、道路の認定および廃止に関する議案が提案された。
山本市長は、国道488号線に関連する道路改良工事についての認定と、旧競馬場跡地の売却に伴う道路廃止を説明した。
全ての議題を提起し、会議は無事に終了した。
参加議員全員が本日を振り返り、今後の議論に期待を寄せている。