令和3年第548回益田市議会6月定例会が6月21日に開かれた。
ここでは、地域防災計画や教育行政の取り組みなど、各議員からの一般質問が行われた。
11番の三浦智議員は、まず益田市地域防災計画について質問した。
彼は、今年の梅雨入りが早く、降水量が昨年より多くなることが予想されると指摘した。
自然災害が頻繁に発生する中、住民の生命と財産を守るために防災計画の周知が重要だと訴えた。
市長の山本浩章氏は、益田市地域防災計画を策定していることを説明し、公式ウェブサイトでの周知が進んでいると強調した。
また、防災ハザードマップの存在も挙げ、自主防災組織への配布を進める考えも示した。
さらに、教育行政についての質問も続けられた。
教育長の高市和則氏は、新型コロナウイルス感染症の影響で学校行事が制限されている状況においても、子どもたちが学ぶ環境を保つための努めを行ってきたと述べた。
コロナウイルスの収束後の教育の形についても、地域に応じた対応が必要だと考えていると強調した。
次に、三浦議員は災害対策や防災教育について質問を続けた。
消防長の石田暢俊氏と、危機管理監の藤井寿朗氏もそれぞれの見解を述べ、災害発生時の対応について具体的な答弁があった。
また、地域の歴史文化の保存や活用についても議論が行われた。
文化・観光への取り組みが、地域の活性化に寄与するとの認識が市幹部から示された。
今後の災害対策、教育施策が益田市の未来にどのように影響を与えるか、地域の皆様にも是非関心を持っていただきたい。