令和3年第547回益田市議会臨時会が開催された。会議では、重要な議案が複数上程され、多くの議員から活発な意見が交わされる場となった。
会期は本日1日間と決定され、特に専決処分として3件の報告が行われた。市長の山本浩章氏は、報第3号から報第5号に関して詳細を説明した。
報第3号は、広報ますだにおけるイラストの無断使用に関する損害賠償決定の件であり、報第4号は市有財産管理上の問題について、報第5号では中西小学校の改築工事費の変更についての専決処分が承認された。また、報第6号では益田市税条例の改正についても説明され、新型コロナウイルスの影響による負担調整措置の継続についても言及された。
続いて、議第74号が議題に上がり、新型コロナウイルスの影響による国民健康保険税及び介護保険料の減免措置が提案された。市長は収入減少者への支援が必要であると強調し、議員からも賛意が示された。
さらに、令和3年度益田市一般会計補正予算第1号と国民健康保険事業特別会計補正予算第1号についても議論された。山本市長は、これらの補正予算が新型コロナウイルス対策として早急に実施する必要があると述べた。具体的には、ワクチン接種体制の確保や、ひとり親世帯への支援が含まれている。議第75号には、教育環境整備や災害避難所としての機能の強化が盛り込まれ、子供たちの安全な学習環境確保に向けた取り組みが進められる。
質疑応答では、弥重節子議員が学校維持管理費について具体的な課題を提起した。長嶺教育総務課長は、十分な資金が計上されていない理由を説明し、議員たちの理解を求めた。
この日の会議であらゆる主要議案が議論・承認され、特に予算の充実と市民の生活への配慮が見て取れた。全体として、議論の熱気が感じられる会議だった。議会は全日程を終了し、午後0時に閉会した。