令和元年6月28日、益田市議会第535回定例会が開催された。
多数の議案が審議されたが、特に元号を改める政令施行に伴う条例の整理が重要なテーマとして浮き彫りとなった。議第45号は元号変更に関する流れの整備を目的としており、この改正に伴う必要な条例の整備が求められた。
総務文教委員長の三浦智氏は「法施行に基づき、定めるべき条例について慎重に審査した」と強調。委員会では原案通り可決すべきものとした。この動きは、元号の変更が実生活に与える影響を考慮し、迅速な対応が必要であるという観点から進められた。
続いて、社会保障関連の議第48号が討議された。消費税法の改正を受けて、安定した社会保障財源の確保が不可欠となっている。この問題について、委員会側も具体的な整備の必要性を再確認した様子であった。
委員会では、他にも益田市の放課後児童健全育成事業や一般廃棄物処理に関する議題が上がり、福祉環境委員長の大賀満成氏は、放課後児童健全育成事業の基準改定を提案。その背景には、地域の子どもたちの育成を思う議論があったとされる。
また、請願案件においては、地域の教育環境の向上を目的とした小・中学校トイレの早急な改修を求める意見書が採択された。これに対し、住民からの声が影響したと考えられ、教育委員会の活動とも連携して取り組む必要がある。