令和2年3月5日、第539回益田市議会定例会が開催され、議員たちによる一般質問が行われた。この中で、8番石川忠司議員は市民の安心・安全な暮らしにつながる課題について言及した。
石川議員は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている現状を述べ、経済への悪影響や早期終息の重要性を強調した。また、当市の美しい自然環境を生かした映画「高津川」の上映による観光振興の期待について、市長に質問した。
山本浩章市長は、映画「高津川」の上映開始が地域PRや観光客誘致につながるとし、積極的なロケツーリズムの展開を期待すると述べた。さらに、市民の安心安全を保つため自然環境の保護・保全も重要であると強調した。
高橋伴典議員からは、萩・石見空港の活性化について質問が上がった。県、ANA及び空港利用拡大促進協議会と共同提案のヒアリングが行われる中、山本市長は羽田線の運航継続と、関係機関との連携の重要性を述べた。
続いて、永見おしえ議員は、地球温暖化対策の進捗と適切な避難情報の重要性を指摘。藤井危機管理監は、災害発生時の情報伝達の多重化を図り、防災情報伝達システムの導入を進めていると報告した。さらに、災害時の応援協定やフードバンク活動についても質疑が行われ、精力的な取り組みが示された。
大賀満成議員は農業振興において、農地の有効利用や後継者不足の問題を訴えました。稲岡産業経済部長は、農地中間管理機構による活動や地域農業法人の設立についての成果を報告し、農業法人の収益向上が急務であるとの認識を示しました。
各議員はそれぞれの視点から市の課題を提起し、円滑な地域振興、観光振興が地域の財源となることが期待される。市長は議員からの質問にしっかりと応えていく姿勢を見せ、今後の計画実施に向けて力強く取り組む姿勢を示した。