令和4年第555回益田市議会9月定例会が、9月28日午前9時から開催された。
今回の議会では、令和3年度益田市一般会計歳入歳出決算の認定が重要な議題となった。
最初に、一般会計決算審査特別委員長の中島賢治氏が報告を行った。
彼の報告によると、経費の調査が慎重に行われ、結論として認定が望ましいとの結果が示された。
このことに対して、特段の質疑は行われなかったが、討論においては、日本共産党の安達美津子議員が原案に対する反対の立場を明確にした。
安達議員は、寄附金に関する問題を指摘した。
約9900万円にのぼる寄附金が時効消滅してしまった背景には、適切な手続きが欠如していたと述べた。
また、寄附金の中に旧統一教会関連の寄附金が含まれていることを示し、これに対しても返金すべきであるとの意見を表明した。
その後、認定第1号となる令和3年度益田市一般会計歳入歳出決算の認定が採決された。
賛成が多数であったため、報告通りに認定されることが決まり、続いて他の複数の条例案の審議に移った。
続いて、益田市立地域活性化交流館設置条例や宿泊交流センターの設置に関する条例の制定に関して、中島賢治氏が再度報告を行った。
これらは原案通り可決することが決定し、地域振興や観光客誘致に期待が寄せられる。
議案のなかで益田市消防団に関する条例の改正案も審議され、賛成される形での採決が行われた。
市の予算がどのように活用されるかが注目される中、次回の定例会に向けた協議も期待されている。
最後に、山本浩章市長が専決処分に関する報告を行った後、本日の定例会はすべてを終了し、午前10時38分に閉会した。