令和3年3月8日、益田市で第546回3月定例会が開催され、一般質問が行われた。特に新型コロナウイルスワクチン接種事業が重要課題とされている。
接種について、山本市長は、医療従事者の接種に続いて、4月から徐々に高齢者への接種を開始する計画であると報告した。市は、個別接種と集団接種の併用を検討しており、住民への情報提供にも力を入れる意向を示した。
また、大久保五郎議員は、新型コロナウイルス感染症に対する経済支援の一環として、追加の緊急経済応援給付金について言及した。市内の飲食業者の厳しい状況を反映し、支給の基準となる減少率として30%が設定された理由を問いただした。梅津産業経済部長は、前年対比の数値を参考にしたとのこと。
さらに、道の駅の整備計画についても議論が交わされた。市長は、山陰道開通を見据え、地域活性化のために道の駅のプランを進める意向を表明した。計画は市民との連携を重視し、経済振興を目指す。
教育行政においては、柳井教育長が小中一貫教育の取り組みを説明した。特に、コロナ禍を経て、児童・生徒との対話の時間が増えたことが肯定的に評価され、家庭での学びの時間の確保が求められている。教育長は引き続き、学校のプログラムの発展を目指す意欲を見せた。
市民参加型の政策形成や、住民の意見を反映した施策が求められており、議員たちからは地域の持続可能な未来を築くために、様々な観点からの提案がされている。特に、男女共同参画、地域公共交通の施策が今後の鍵となるだろう。