令和3年9月6日、益田市議会は第550回定例会を開催し、重要な議題が取り上げられた。
その中で、会期は9月6日から9月29日までの24日間と決定されました。議長の河野利文氏は、開会にあたり出席した議員と市行政の関係者への感謝の意を表しました。
議題の一つ、固定資産評価審査委員会条例の一部改正について、山本浩章市長がその理由を説明しました。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた行政手続きの見直しに伴い、押印及び署名を不要とする改正案に賛同の意見が集まりました。
また、令和3年度の補正予算に関する議案が一括審議され、一般会計補正予算第4号では8億4,150万8,000円を追加し、合計276億1,444万9,000円に達する見込みです。これに伴い多くの施策が進められることが期待されています。
特に、介護保険特別会計に関する補正予算第1号は、高齢化社会の進行に対応するための取り組みとして、1億6,599万7,000円が追加され、合計63億2,574万8,000円に増額される運びとなりました。これは、高齢者に対するサービスの充実が図られることを意味します。
国民健康保険事業特別会計への補正も進められており、52億5,915万7,000円という規模での運営が継続されることが確認されました。今後は、市民の健康維持や医療へのアクセス向上がテーマになりそうです。
また、令和2年度の決算認定が全ての特別会計にわたり行われ、歳入決算額が456億9,986万4,837円、歳出決算額が446億3,624万2,782円となったことが報告されました。財政状況の改善が見られる中、今後に向けた施策の推進が期待されます。市民への説明責任を果たすため、透明性の確保に向けた部門間の連携も強調されました。
これらの議論を経て議案は、各委員会に付託され、さらなる審議が求められます。議会の活動により、益田市の持続可能な発展が促進されることが関係者一同の願いです。