越生町議会は、令和4年9月定例会を開催し、主に防災訓練やハイキングコースの状況についての質問が相次いだ。
まず、防災訓練に関しては、町田和久総務課長が10月2日に実施する予定の防災訓練について報告した。訓練では、風水害を想定し、避難所開設訓練や土のう作成を行う。加えて、防災マップを活用し、住民への意識向上に協力することが強調された。
次に、観光とハイキングの整備について話が及び、長根弘倫議員が越生町のハイキングコースやトイレ事情について質問した。吉田正産業観光課長は、10名山の案内表示や地図の作成を観光協会に依頼するという。その中で、ハイキングコースの休憩所に椅子やベンチの設置を検討し、観光地の利用者が快適に過ごせるよう整備を進める意向を示した。トイレの整備についても清掃回数を増やすことが求められ、改善に向けた取組が確認された。
また、越生梅林トイレの年中開放についても議論が交わされた。観光客が訪れることを踏まえ、年中開放の必要性が述べられる一方、現在は梅まつりシーズンのみの開放となっている。町の姿勢として、今後も地域住民や観光客のニーズに応じた改善を図る必要性が指摘されている。
この日はさらに、ハイキングコースの整備に関連して、トイレの利用状況や通行の安全確保に関する提案が行われ、今後の対策が重要視されることとなった。特に、越生町が年間通じて観光名所として機能するためには、トイレや交通の便を充実させることが求められる。町は引き続き、観光客や住民が快適に利用できる環境作りに向けて努力を続ける方針である。