令和5年3月、熊谷市の定例会が開催され、多くの市議が参加し市政に関する一般質問を行った。
今回の会議では、特に熊谷市の個別施設計画について議論が行われた。桜井くるみ議員は、保育所の統合計画に関して詳細な質問を行い、具体的には上須戸保育所と中条保育所の統合時期や理由、地域住民への影響などに言及した。植原利和福祉部長は、この計画が地域の保育需要の変化を反映していると応じ、2050年のカーボンニュートラルに向けた混乱を掲載した。
また、大山美智子議員は、保育所での虐待防止について具体的な方策を求め、特に厚生労働省からの通知による対応について言及した。市の対応としては、保育士への研修を強調し、子供の安全を第一に考える必要性が強調された。さらに、保健所における紙おむつの持ち帰りの廃止を提案され、実施可能性についてワークショップを設け有識者の意見を広く集めることも求められた。
中島千尋議員は、ウェルビーイングの向上に向けた施策について質問し、幸せ度を測定する必要性を強調した。小林市長は、幸福度調査を実施し、具体的な数値化・可視化を行う予定だと答えた。さらに、宅地開発計画の見直しが必要との指摘もあり、土地利用と共に地区の公民館等の機能が減少している点も課題視された。
今回の議会では、熊谷市の「ゼロカーボンシティ」宣言についても議論され、今後の取り組みが求められた。特に、交通分野での取り組みや、焼却場からのCO2排出削減活動が課題として挙げられた。市民参加型の環境政策を進める中で、地域の理解を深めることが重要であることが再確認された。最後に、栗原健曻議員が市民の幸せとウェルビーイングについて締めくくる発言をし、今後の熊谷市の発展を期待する意見が示された。
熊谷市では今後、市民の幸福度を高める施策や対応を進め、地域のニーズに応じた政策の見直しが求められよう。