令和2年3月、第定例の多久市議会が本日開会した。
本日は、市長による令和2年度に関する予算案や議案が提案され、重要な議論が行われる予定である。
開会にあたり、議長の山本茂雄氏は「本日の議事も重要な議論が含まれている。しっかりと審議を進めていく必要がある」と述べた。
日程第一では、会期が18日間に決定し、議会運営委員長の田渕厚氏が議会視察の報告を行った。彼は「福知山市や愛知県などの議会視察において、ICT化や議会改革が進められている」と強調した。
続いて、日程第4にて市長の横尾俊彦氏が演告を行った。横尾市長は、昨年から続く新型コロナウイルス感染拡大の影響について触れ、「市内では臨時休校措置を取っている。また、今後は予算の削減にも取り組んでいく必要がある」と述べた。
彼はまた、経済情勢についても「個人消費は持ち直しつつあり、緩やかな回復が期待される」とも付け加えた。
提案理由の説明に続き、横尾市長は、令和2年度の歳入総額が13,470,000千円に達し、前年度比で870,000千円の増を見込んでいることを明らかにした。
来年度の予算案では、子育て支援や地区の発展に必要な福祉関連の施策が強化される予定である。特に、子ども・子育て支援事業計画を基にした支援の拡充が重要なテーマとして示された。
さらに、閉会中継続審査事件の委員長報告として、古賀公彦氏が市立病院の今後のあり方などについて言及した。「病院の適切な運営が地域医療の要である」とし、引き続き様々な課題に対する検討が求められる。
今回の定例会は、地域住民にとっても重要な施策が数多く提案されているため、議員たちはその内容を慎重に審議していくことが期待される。議論の成果が市政に反映されることが望まれる。