令和5年9月1日、多久市議会が定例会を開会した。
出席議員は定足数を満たし、会期が9月25日までの25日間と決定された。
議長の野北悟氏は、異議がなかったため会期を確定した。
その後、会議録署名議員の指名が行われ、議員中島慶子氏と千北政利氏が選任された。
また、日程第3では議案甲第34号から39号まで、議案乙第22号から34号までの計21件が一括上程された。
市長の横尾俊彦氏は、議案甲第34号の提案理由を説明した。この議案は職員給与条例の一部を改正するもので、新型インフルエンザ等特別措置法の改正に基づく。
手当の名称変更に関する内容であり、職員派遣の初期段階からの支援体制を確立するものだと強調した。
また、議案甲第35号では、地方税法改正に伴う市税条例の改正を提案。
森林環境税の導入に伴い、納税通知書への表記を見直し、住民税との併徴収を行う。その他、扶養親族等申告書の簡素化についても言及した。
議案については議員からも意見が寄せられ、地域の課題解決に向けた取り組みが求められている。
その一環として、意見書第2号が提出され、地方財政の充実・強化が求められた。
香月正則氏は、急激な少子高齢化や物価高騰への対策の必要性を訴えた。
また、長期的な地域活性化や自律的な地方財政の確立を目指す必要があり、具体的な施策が要望されている。
閉会中継続審査では、総務文教委員長の中島國孝氏が地域公共交通や定住対策についての報告を行い、今後の調査計画について言及した。
地域に根差したサービス供給を図るため、適切な公共交通システムの整備が求められる。