令和4年12月16日、多久市議会は定例会を開催し、重要な市政一般に対する質問が行われた。議員たちは高齢者福祉計画やコロナ禍の影響についての詳細な情報を市長や各担当課に求めた。
最初に田渕厚議員が多久市高齢者福祉計画について質問しました。高齢者福祉計画は、佐賀中部広域連合が策定する介護保険事業計画と一体であり、高齢者が安心して暮らせる地域社会をつくることが目的です。横尾俊彦市長は、福祉計画における地域資源の状況や介護予防施策について、詳細に説明しました。
次に、中島慶子議員は長期化するコロナ禍での市民生活やワクチン接種状況について質問をしました。市長は、現在の感染者数や接種率について、具体的なデータを報告しました。市内の感染者数は増加傾向にあり、特に12月に入ってから再び拡大している状況です。感染対策についても、基本的な予防策を市民に徹底する必要があると強調しました。
続いて、總信好永議員が多久駅周辺土地区画整理事業についての質問を行いました。市長は、この計画が昭和56年から始まり、様々な変更を経て進められていることを述べました。特に、計画の変更として、逐次南北連携を進める中での公共交通機関の重要性、そして地域住民の意見を尊重する方針を伝えました。特定の市民や地権者との交渉が難航したため、一部計画を縮小したことも報告されました。この事業は市の発展に寄与するものであり、完了すれば地域の活性化につながるとの見解が示されました。
現状の課題として、特にコロナ関連対策や高齢化社会における福祉施策が求められ、市はこれらに応じた柔軟な政策を模索していることが明らかになりました。議員たちは今後の進展を見守る姿勢を見せています。