令和3年5月11日、多久市議会臨時会が開始された。議長辞職と新議長選出が主な焦点となっている。
議長の山本茂雄氏が辞職願を提出し、議長選挙が行われた。この選挙では、野北悟氏が13票を得て当選し、議長に就任した。議長選挙の後、山本議長は「議長としての貢献を行う」と述べた。
続いて副議長の辞職が議題に上がり、中島慶子氏が辞職したことが確認され、副議長選挙が実施された。その結果、田渕厚氏が副議長に選任された。彼は「議員の資質向上に取り組む」と誓った。
今回の臨時会では、常任委員会や議会広報委員会、議会運営委員会の選任も行われた。議長の指名で、常任委員会委員、議会広報委員会委員、議会運営委員会委員それぞれの正副委員長が決定された。
さらに、複数の選挙が行われ、佐賀中部広域連合議会議員に田中英行氏が選出される一方で、佐賀県後期高齢者医療広域連合議会議員に野北議長が当選した。また、樺島永二郎氏が天山地区共同斎場組合議会議員に指名されたことも報告された。
最後に、4件の議案が一括して上程され、担当者による提案理由の説明が行われた。市長の横尾俊彦氏は緊急事態宣言に関する現状を説明し、新型コロナウイルス対策の強化を呼びかけた。その後、各議案に対する質疑が行われ、議案はすべて承認され、議会は閉会した。