令和4年3月17日に行われた多久市議会の定例会では、教育や市政の様々な問題が議論された。特に交通安全や環境美化の重要性が強調された。
小川三郎氏が通学時の安全対策について質問した。4年間の調査によれば、登下校中に事故にあった児童が2522名に達し、その多くが一年生であることが明らかになった。教育長の石田俊二氏は、新入学児童への交通安全教育を年4回実施しており、セーフティ教室や地域の見守り活動を通じて事故を防ぐ取り組みを強化していると述べた。
さらに、小川氏は市内の道路路肩にあるごみ問題についても言及した。市長の横尾俊彦氏は、有志による清掃活動に感謝を表しつつ、無法投棄の現状と市として取り組む清掃活動の重要性を説明。この活動は市民の協力なくしては成り立たないとし、モラル向上の呼びかけも行った。
また、樺島永二郎氏はGIGAスクール構想について質問を行った。この構想は、全校児童生徒にタブレット端末を配布し、教育のICT環境を整備するもの。今年度で導入後約1年が経過し、教育長は既に各校での活用状況が進んでいること、オンライン授業への移行もスムーズに行われていると述べた。