令和4年6月6日、多久市議会の定例会が開催され、重要な議題が取り上げられた。
出席議員は定足数に達し、今会期は6月6日から6月20日までの15日間と決定された。議長の野北悟氏は、開会に先立ち、全国市議会議長会主催の表彰状伝達式を行ない、20年の長きにわたり議員として活躍されてきた飯守康洋氏、15年の貢献を果たした國信好永氏、平間智治氏、野北氏の表彰が行なわれ、「市民のために尽力していく所存です」とコメントした。
次に、議案の一括上程が行われ、議案甲第16号から22号、議案乙第26号から31号、そして報告第1号から10号までの計23案件が取り上げられた。特に、議案乙第29号である「令和4年度多久市一般会計補正予算(第2号)」は、新型コロナウイルス感染症による物価高騰に対する対策として、低所得子育て世帯への給付金を支給する内容が含まれている。
この議案は、質疑を経て討論を省略しながら可決された。市長の横尾俊彦氏は、新型コロナウイルスの影響に感謝し、今後の市民への予防接種への協力を呼びかけた。特に、スタッフが支援できたことを強調し、今後も支援を続けていく意向を示した。
また、意見書の上程も行われ、義務教育費国庫負担制度の拡充や、国民の祝日「海の日」を7月20日固定化することを求める意見書が提案された。これに対し、古賀公彦氏は、教育現場の課題を挙げつつ義務教育の環境改善を強く求め、中島慶子氏も海の日の意義について言及した。
その後、各委員長からの報告も行われ、今後の課題や省庁との連携強化が求められる中、地域の発展に寄与する議論が展開された。閉会時点で、議事日程は無事に終了したと報告され、次回の協議も期待される。